さて、今回は平泉寺白山神社です。
史跡 平泉寺旧境内
とありますね。
こちらは「白山国立公園」の文字が刻まれています。
平泉寺
今回は旧参道入り口から歩いて向かいます。
日本の道100選の案内板。
杉や檜の巨木の並木が続きます。
参道入り口から続く林は菩提林と呼ばれているようです。
苔むした杉の根元。
しばらく進むと旧参道の案内。
旧参道
六千坊ノ衆徒九頭龍川
ヨリ手送ニテ造リシ石畳
(裏)
昭和七年之建
昭和七年...一九三二年。
この苔のむした石畳が日本の道100選の平泉寺旧参道です。
700m続く石畳の参道は千年前から現存する道路だそうです。
石畳に使われている石の裏には法華経の文字が書かれており、僧達が経文を唱えながら女神川（おながみがわ）から手渡しで運んで石畳を作ったと言われています。
牛岩・馬岩（ うしいわ うまいわ）
牛岩馬岩
三刻諸々牛馬ニナリ
通路ヲ妨タケタリト謂
(裏)
昭和七年之建
その昔、昼でも暗い菩提林の中を参拝者が進むと、大きな牛と馬が道いっぱいに横たわっていて遮っていました。
たいていの人は逃げ帰りますが、ある男が毎晩牛と馬を飛び越えてお参りを続けました。
夜が明けると牛と馬の姿はなく、道の両側に二つの大岩になっていたという言われのある岩です。
旧参道は続きます。
新道と並んでいますが、高くなったり、低くなったりしますね。
まるで生き物のように見えるブナの木。
平泉寺白山神社参道の案内板。
平泉寺白山神社参道
白山神社に通ずる
石畳の参道は、
現在約七百メート
ル残っていて
中世に僧兵達が
九頭竜川の川原の
石を運んだと伝え
られ、
参道の両側には、
杉・檜・�弌�松等の
鬱蒼たる並木が
続いている。
昭和六十一年八月
「日本の道百選」に選ばれた。
石の標識。
読み取れないけど、、、、。
西国三十三所云々と書かれているのだと想像する。
西国三十三所（さいごくさんじゅうさんしょ、さいこくさんじゅうさんしょ）は、観音菩薩を祀る近畿地方2府4県と岐阜県の三十三箇所の札所寺院と三箇所の番外寺院からなる観音霊場である。日本で最も歴史がある巡礼であり、現在も多くの参拝者が訪れている。
札所である三十三箇所の寺院が西国三十三所札所会を設立している。
「三十三」とは、『妙法蓮華経観世音菩薩普門品第二十五』（観音経）に説かれる、観世音菩薩が衆生を救うとき33の姿に変化するという信仰に由来し、その功徳に与るために三十三の霊場を巡拝することを意味し、西国三十三所の観音菩薩を巡礼参拝すると、現世で犯したあらゆる罪業が消滅し、極楽往生できるとされる。
檜の杜の中に苔むした小径が続きます。
ただし、平泉寺の案内図にこのような参拝路は載っていません。
石川県小松市の那谷寺にも同様の西国巡りがありました。
一つ一つの石仏には寄進者の名前が刻まれています。
新しいものもありますね。
檀家の寄進によるものなのだと思われます。
平泉寺白山神社の公式サイトにも、これらの案内は見当たりません。
散策するには面白いコースですけどね。
巡礼の出口が見えてきました。
四国西国順拝供養塔と記されているらしい。
https://www.city.katsuyama.fukui.jp/uploaded/attachment/4746.pdf
天台宗 霊應山 平泉寺 てんだいしゅう れいおうざん へいせんじ
明治時代の廃仏毀釈により平泉寺が廃寺となった後、村人らが開山堂を買い取り天台宗寺院として再興しました。
本尊は十一面観世音菩薩。
現在は顕海寺が管理。
神仏習合から廃仏毀釈へと変化した時に平泉寺が廃寺となり、白山神社とは別の寺院として天台宗の平泉寺が作られたようです。
四国西国順拝供養塔にまつわる石仏群も白山神社とは無縁のものなのかもしれません。
再興平泉寺へと寄進されたものなのでしょう。
平泉寺の石段を降ります。
ナツツバキが咲いていました。
前を向く狛犬？？？
狛犬は通常、阿吽の二態を取りますが、こちらは二体とも正面を向いて口を開けています。
犬というよりは獅子に近いようにも見えますね。
この辺りも、謎が多いですな＾＾；w
白山中宮平泉寺。
ネットを回っても詳細は見つけることができませんでした。
平泉寺由来記
本尊 十一面観音菩薩
開基 泰澄大師
途中判読できず
滅亡 天正元年
中興
神仏分離
再興
平泉寺に関する由来記の内容が伺われます。
参拝路を進んでいきます。
常夜灯
開祖 泰澄大師廟
最初に手を合わせておきましょう。
石段を登ります。
これはなんだろう？？
究明できていません。
泰澄大師廟 たいちょうだいしびょう
平泉寺白山神社を開かれた泰澄大師の供養塔です。
室町時代に作られたもので、高さは1メートル47センチあり、その時代の供養塔としてはたいへん大きなものでした。
泰澄が平泉寺を開き、修行の日々を過ごしたので建てられたものです。
泰澄大師の墓は越前町にある大谷寺（おおたんじ）にあります。
これはお墓ではなく、供養塔のようですね。
さて、白山神社へと向かいます。
うどん そば 中華そば 六千坊
中華そば６００円でした。
食べておけばよかった＾＾；w
午後３時ごろ勝山で営業している貴重なお店です。
露天で笹寿司を買いましたが、４個入りで４５０円！（税込）
これが抜群に美味かった！！w
笹寿司とうどん蕎麦かラーメンで食事したらお腹いっぱいになると思います。
二人なら、笹寿司を二切れずつ分ければちょうどだと思いますな＾＾；w
さて、いよいよ白山神社の結界内に入ります。
その２に続く！
日本の道100選 中宮平泉寺参道を歩いてみた 4K
イーハ陶房でくの
