さて、先回は吸音素材による音の変化の実験を試みました。


Simulation to Time Domain
黒が空っぽの状態、赤がポップストーンを目一杯かっ詰めた状態。

これだけの変化が観測されましたね。

タイムドメインをFドメインで評価することは、あまり妥当ではないと思われますが、ユニットやダクトの近接測定は、どのような音の変化が起こっているかを知る上ではかなり有効だと思われます。

Fドメイン的にフラットな特性である必要は、ありませんが、どのような変化が起こりうるのか?

予測を立てる上では、有効だと思われます。



Simulation to Time Domain

ということで、ユニット側の近接測定。


Simulation to Time Domain

こんな感じです。

もともとPC用のユニットなので、こんな感じですかね?

バスレフの箱に入れると、もっとハイ上がりな特性になるので、これは良い線いっていると思われます。


Simulation to Time Domain

下の出口側の近接測定。


Simulation to Time Domain

これは、思わしくありませんな^^;w

共鳴管のピークは制御されているとは思いますが、、、、。

もちろん、これらのデータは、すべて相対値なので、絶対値としての評価はできません。

絶対値であれば、実際の音圧レベルを測定する必要があります。

あくまでも、相対的にバランスを見るという感じですね。


Simulation to Time Domain

前回の実験で言えば、空っぽの状態と、ほぼ同じようなバランスです。


Simulation to Time Domain

相対値を重ねてみても、正確な評価はできないんですけれども、現状と、ポップストーンを目一杯かっ詰めた状態とでは、これだけ差が出る可能性は否定できません^^;w

まあ、やってみればわかる話ではありますね!w


Simulation to Time Domain

これは、現状の上の音と下の音を重ねてみた状態。

あくまでも、相対値なので、1kHzでクロスしているように見えますが、実際には音圧レベルが違うので、どこでクロスしているのかを予想することは、困難です。

ちなみに赤色の下からの音は、逆相の音になりますので、重なると相殺されてしまうかもしれません。

できるだけ、上の音と、下の音はかけ離れていることが理想です。

相対的に、ポップストーンを目一杯かっ詰めてみたらどうなるのかという予測だと、、、。



Simulation to Time Domain

こんな感じになる可能性があります。

もちろん、相対値なので、シミュレーションとしても、かなり怪しいデータではあります。

大まかな傾向としては、こういう変化が起こりうる可能性が高いかも??

という感じかな^^;w

やってみる価値はあると思いますね!

問題は、どうやって実現するかだな、、、、。









 

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