花菖蒲が見頃ということで、7本の望遠系レンズを菖蒲園に持ち込んで撮り比べてみました。

個々の記事はすでに投稿済みですが、総評とindexということで、まとめてみたいと思います。





その1 PENTAX SMC TAKUMAR 105mm F2.8

ピントは開放からビシッと決まる感じ、ボケ味は長さがそれほど長くない、かと言って大口径レンズでもない、ちょっと中途半端な感じでしょうか?

近接がきけば、ボケ味もそれなりになると思いますけど?

この玉は最短撮影距離が1.2mですので、ちょっと寄り足りない感じかな?

接写リングをかませば、別の世界が見えてくるのかもしれません。

手のひらに収まるようなサイズで、それでいながら、ずっしりと塊感のあるレンズです。





その2 Super TAKUMAR 135mm F3.5

この玉には、正直驚きました!w

前々から、できる子だとは思っていましたが、、、、。

とにかく、ボケ味が素晴らしい!

寄っても引いても、汚いボケ味になることは皆無で、どんな条件でも安心して使えるレンズですね^^

描写も柔らかく、立体感や、空間の奥行きの表現が見事です!

絞りは、開放でF3.5なので、絞る必要は感じません。

全コマ絞り開放です。

開放でF3.5の単焦点レンズで、この長さのものは、現在では皆無でしょう??

小口径の魅力というものも、あるんですね!





その3 NIKKOR-Q Auto 135mm F2.8

メリハリのある描写と大胆なボケ!

ニッコールらしく、切れ味のある絵ですね。

この玉は、柔らかい描写が特徴だと思っていましたが、今回の撮り比べでは、一番の硬派でしたね^^


ボケ味は、安定はしませんが、ツボにはまると最強のボケ味を発揮します!

ただし、作動には一定の条件があります!

詳しくはWEBへ、、、、、行っても載ってないでしょう??w






その4 CONTAX Sonnar 90mm F2.8(G)

透明感が高くて、キレもボケもニュートラル!

開けてよし、絞ってよし!

これは、優等生なレンズですね^^


それでいながら、小型軽量なのがありがたいです^^

なんでEマウントにこのレンズがないんだ??

フルサイズ対応で、このサイズですよ??





その5 Carl Zeiss S-Planar 60mm F2.8 AEG

エスプラナー、20世紀マクロの最高峰と謳われたレンズでございます^^;

後に、マクロプラナーという名称に変更になりました。

このエスプラナーは、古い時代の玉らしい、渋くてエレガントな描写でしょうか?

マクロレンズでありながら、キレを強調することはありません^^;

むしろ豊富なトーンと、開放からの高いコントラストで絵にしているレンズでしょうか?

ご覧の通り、巨大な外観で、小型化とか? 軽量化とか??

マイナス要因は一切排除した作りですね!

使いこなすためには、それなりの覚悟が必要です!!w






その6 Carl Zeiss Planar 85mm F1.4 AEG

キングオブキングス!!

大口径レンズならではの、描写という感じでしょうか??

立体感とか、奥行きとかはあまり感じませんね。

絵は平面的かも??

ボケ味は、大口径レンズならではのもの^^;

物量にものを言わせています!w

立体感のない絵を、ボケのグラデーションだけで、浮き上がらせる手法はキング以外真似のできない独壇場でしょうか?w






その7 CONTAX Vario-Sonnar 80-200mm F4


その8 CONTAX Vario-Sonnar 80-200mm F4 その2


バリオゾナー80−200mm F4  望遠ズームですね。

このレンズは、ユーティリティプレイヤーで、全ズームレンジで最短撮影距離1m、どの長さでも、単焦点レンズ並みの、切れ味とボケ味を誇ると言われています。

しかしながら、実際の描写は、単焦点レンズとは、趣の異なる絵になります。

主と従を描き分ける、独特な描写、ピントのピークは割となだらかですけど、背景はすっきりとぼかした絵に仕上げてくれます。

いや、このレンズには、二度も三度も驚かされます^^;


なお、今回撮影したものは、全コマ、JPG撮って出し、傾き補正も、リサイズも、レタッチも一切おこなっておりません!

ただし、SMCタクマー105mmのコマのみ露出補正+ー0、その他は全て−0.3EV固定で撮影しています。

タクマーの105mmのコマだけ、多少明るめに出ているのは、露出が違うからです。


さて、撮り比べを終えて、、、、。

カタクリのような、比較的小さめのターゲットだと、レンズの違いはそれほど大きくは出てこないように思います。

最短撮影距離付近になれば、ボケ味での粗もさほどではないでしょう、、、。


これが、花菖蒲くらいの大きさになると、レンズの個性が如実に出てきたように思いますね。

正直、やってみるまでは、これほどまで違いが出てくるとは予測していませんでした^^


どんな距離感でも安定している信頼できる玉もあれば、条件によっては、絵にならなかったり、ツボにはまると、驚異的な絵になったりする個性派も、、、、。


個人的には、小口径レンズの魅力というものを発見できたように思います。

開放でF3.5とか、F4とか、、、。

フィルム時代の一眼レフであれば、暗いという理由だけで排除されてきたような玉でしょうけど?w

しかしながら、大判カメラの世界では、開放でF3.5とかF4とかの玉も珍しくありません。


大判カメラは基本三脚に固定して撮影しますし、距離も露出も確実に合わせてから、シャッター切るので、手ぶれとかの心配もなかったからですよね?

まあ、大判カメラに明るいレンズとなると、サイズが巨大になり、使い物にならないという事情もあるとは思います^^;w


小口径レンズは、絞り開放から十分な切れ味を発揮する玉が多い、、、、。

これは、なんだか、気になりますね、、、、、。


最近では、ズームでも明るい玉が流行ってきましたけど??

小口径、単焦点は、奥深い予感がしますね、、、、。


小口径のメリットは、一言で言えば、レンズの枚数が少なくて済む!

内面反射とか、光の劣化が最小限に抑えられるということですね^^


完璧に補正すると、レンズは大きくなり、枚数も増えてしまいます、その結果、矯正下着のように不自然な絵になります^^;w

なんか絵がCGみたいに見えるんだよね、、、、。

枚数が多い分、リアリティは希薄になり、完璧な補正??w

完璧に補正された絵といえば??

CGでしょ??



そこに近づこうとしてるんですよ!


逆に言うと、小口径レンズの絵は、よりアナログに近い感じかな??
 

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