さて、色見本までは出来上がったので、次は量産に向けての、安定した絵の具の調合を行う必要があります。
なかなか調べてみても、情報は得にくい感じなんですが、下記のサイトが参考になると思われます。
陶芸情報、陶芸原料の情報
下絵転写用の絵の具
使用する材料
高温釉薬用絵の具 黄砂糖粒(ざらめ) お湯
下絵転写印刷用メヂウム 下絵転写 印刷用紙
(A)絵の具を印刷用に調整する。
(1)バケツに水を入れる。
(2)絵の具をバケツに入れ掻きまわす・
(3)絵の具が沈殿したら水を切る。
沈殿に時間が掛かる場合は塩化マグネシウム(にがり)を少量(0.2%)添加すると早く沈殿します。
(4)これを5回くりかえす。
(5)絵の具70グラムに釉薬(その素地に使用する釉薬が望ましい)30グラムを混ぜ
良くかき混ぜる。ミキサーを使うと良く混ざる。
(B) 印刷用インクを作る。
(1)黄砂糖粒50グラムに湯50グラムを入れ砂糖湯を作る。
(2)高温釉薬用絵の具に砂糖湯に入れて良く攪拌する。
(3)下絵印刷用メヂウム7グラムに湯を入れて良く攪拌すると糊状となる。
文具用のり、片栗と同じ位の硬さが適当です。
(4)(2)と(3)を混合して良く練る。硬さは練り歯磨き粉程度。
(C)版を作る。
大量生産には銅か亜鉛の薄板を使用します。
版画用板、ゴムの板、プラスチック板でも代用できます。
版画の要領で彫刻刀で線やロゴ模様を彫ります。
(D)印刷する
版画印刷と同じ要領です。但し下絵印刷は版画とは逆に彫った部分に絵の具を入れます。
版に(B)で作ったインクを入れます。
印刷紙を版の上にかぶせて、手や布で軽くこすり空気を追い出します。
インクが紙に付着します。
印刷紙を版から外しヘヤードライヤ-でインクを乾燥させます。
下絵転写紙の完成です。
(E)印刷した転写紙を使用する。
(1)素地を800度で素焼きする。よく乾燥した生素地(素焼き無し)でも良い。
素焼きした方が印刷が鮮明にでます。
(2)素地に転写紙を乗せる。
(3)筆に水を含ませ転写紙を湿らせる。
(4)気泡を追い出すため布でおさえる。
(5)転写紙をはがす。絵の具が素地の表面に付着する。
(6)透明釉薬をかけ、本焼成する。
今回、私の場合、市販のチューブ入絵の具を使用していますので、釉薬の量はもう少し控えめでも良いかと思います。
メデュームはCMCで代用出来ているはずなんですけどね^^;
残りは??
砂糖水か??
確かに、これは入っていませんね。
次回は砂糖水を加えて、感触を見てみるか??
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