1996年 夏

とはいったものの、数十万円にもおよぶ膨大な量のwindowsアプリを考えてみると、やはりメインはwin95、classic2はあくまでもサブマシンとして活用しようという方向性にならざるを得ない。
NECのCanBeなんか、win95とDOSを併用できておまけに、留守電とfaxにもなる。買うならこれか??。

一方EPSONの方はすっかり98市場から撤退し、PCAT路線に向かってるみたいだ。
そうこうしているうちに、FUJITSU、HITACHI、TOSIBA、panasonicらが、続々とPCAT市場に参入してきた。

もはや、MSDOSは過去の物に成り下がった。ソフトをインストールしようにもFDさえ読み込めない有り様だ。

次第に98に対する不安感がつのり始める。そんな中ついに友人がpaforma6210を購入。
いよいよパワーマックが庶民の物になりつつあった。

classic2でインターネットからダウンロードした画像と、モノクロノートでスキャナから取り込んだ画像をFDに入れ、様子を見に行った。

なんせ、classic2はモノクロだし、ノートの方は16色カラーをテレビに映して見てるだけだった。

6210のディスクトップに映し出された映像はショッキングな物だった。

こっ、こんなにきれいなのか???。
す、凄すぎる、、、、。

あああ〜〜〜〜。
お金、お金が欲しい。

うちにもカラーで映るパソコンが欲い!!。

もう一つ、大変な事態が起こった。
なんと、結婚することに????
いよいよ、パソコンが遠のいてゆく????

魔が差した、、、、。
行き着けの中古屋でLC630を買ってしまった。

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¥125、000!!
お金はない! 自慢じゃないが一銭もない!
もちろんローンだ。6回払い。

泣く泣く手放したclassic2は、わずか16MBのちっちゃなメモリーチップに姿を変えた。
あ〜〜〜〜、一生大事に使って上げようと思ってたのに、貧乏が悪い、みんな貧乏が、、、、、、。

おそるおそる、婚約者に事態を説明した。
、、、、、、、、、、。
口をきいてくれない!

しかし、幸いにも婚約破棄には至らなかった。

すでにレーザープリンター(A3まで出力可能)があったので、結婚式の席次表を作るためにどうしても必要だったし、9月の展覧会に小冊子を作って売る。
この先仕事をしてゆく上で、マッキントッシュは必需品なのだ!

そんなごたく(金沢弁で言い訳の意)をさんざん並べて何とか許してもらった。

しかし、嬉しかった!
ついに念願のカラーで映るパソコンが我が物になった。

はじめて見たカラーのインターネットは、凄い迫力だった。
フォトショップも¥5000でゲットした。(LE、登録はがき付き)
内緒でフルカラーグラフィックボード(interware)約3万円^^;wも買った。
メモリーも32MBに換えた。(当時32MBは20万円近くしていたのがようやく3万円台まで落ちてきていた)

内蔵HDが手狭になり、scsi 1GBに換えた。
これは、ちょっとしたオペになった。
CDドライブから出ているケーブルに、無理矢理内部増設ケーブルをかませてHDにつなぐ、電源はIDE用がそのまま使える。
当時IDEは、転送も回転も遅かったのだ。

これで、832x624フルカラーの本格的マシンに仕上がった。
中古屋には「下取りできませんよ」と脅しをかけられたが、やり方を教えたのはてめえだろうが!
でも、いいんだLC630は、末永く我が愛機になるんだ!

1997年

新春早々、フィルムスキャナーを購入。
あまりの映像の美しさに声も出ない。

バッタ屋で17インチモニターを見つけた。
MITSUBISHIのシャドウマスク管のやつだったが、1万8千円ということで迷わず購入。
Appleのマルチスキャン15に比べると、随分像がシャープだ。
LC630はグラフィックボードが挿してあるから17インチモードでフルカラーが出せる。
回り中見渡しても、画面の美しさでは決して誰にも引けを取らない。

そういえば、LC630を買ったときに「なんでパワーマックにしなかったんだ!」と、随分責められた。
しかし当時は、「パワーマックは遅い!」という噂がまことしやかに囁かれていた。
PCショップの店長も、パワーマックは遅くて、メモリーを余計に消費して、HDの容量も余計にいると敬遠していた。

当時はまだ、パワーPCネイティブのアプリより68kエミュレーションで動作する物が少なくなかった。
巷にあふれていたparforma達は、市販のソフトを入れると忽ち不安定になり、インターネット上でのトラブルも多かった。
極めつけは62xx,52xxテスターなる代物が、ネット上に出現したことである。

このテスターはロジックボードの不良を検出する物だったが、かなりのマシンが引っかかったようである。

その点ではLC630は安定感があり、ネット上の個人売買でコプロ付きの68040の40/80を購入して、バスクロックも40MHzにアップした。

文字どおり68k最速に肩を並べる快適なマシンに仕上がった。
新しいソフトが使えなくなるという危惧もあまり感じなかった。
まだまだ、ほとんどのソフトが68kをサポートしていたし、何よりネットスケープナビゲーターが引き続き68kをサポートしてくれていたからだ。

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Macintosh LC630

CPU
MC68LC040/66MHz
RAM
4MB(オンボード)
VGA
? VRAM 1MB
サウンド
オンボード
インターフェース
IDE(HDD用)、内蔵SCSI
拡張スロット・ポート
PDSスロット*1、72ピンSIMMスロット*1、ビデオスロット、TVチューナ用拡張ベイ、通信用拡張カードスロット
補助記憶装置
250MB HDD(IDE)、倍速CD-ROMドライブ(SCSI)、Apple SuperDrive
本体寸法・重量
(H)109.5mm (W)320mm (D)419.5mm/8.6kg