Nikon E5000

最初の写真は、Nikon E5000(CoolPix5000)もう9年も前のコンデジで撮影した写真です。

よく、マクロならコンデジの方が、、、、、。

とかいう噂を耳にしますけど??

なるほど、コンデジでこれだけのマクロ撮影が出来れば、十分かな??と思いますよね??

写真は換算60mmくらいの焦点距離で撮影していますが、2/3CCDですので、実焦点距離18mmくらいでしょうか??

コンデジのマクロは実際には7mmとか、実焦点距離でいえば、超広角レンズ(35mm換算)での、マクロ撮影と言えます。

E5000の最短撮影距離は2cmですので、広角近接撮影と言う感じでしょうかね??


フィルム時代は、マクロレンズと言えば55mmあたりから中望遠レンズくらいが主流でしたか??

たしかオリンパス当たりに35mmマクロとかあったような記憶がありますが、、、、。


そう考えると、28mmあたりの広角レンズでマクロ撮影と言うのは、コンデジマクロに少し近い感じなのかも知れませんねぇ、、、、。


ちょっと、検証してみましょう。



NEX-3 CONTAX Distagon 28mm F2.8

先ずはこの写真。

トリミング無しだとこんな感じです。



部分拡大











NEX-3 CONTAX Distagon 28mm F2.8

続いては、これ!




部分拡大







NEX-3 CONTAX Distagon 28mm F2.8




部分拡大









NEX-3 CONTAX Distagon 28mm F2.8



部分拡大




Nikon E5000

もう一度Nikon E5000の画像。

なるほど、やはり28mmだとコンデジよりは望遠よりと言う感じですね、、、、。

ぼけと深度の深さでは、やはりコンデジの方が使い良さげでしょうか??

画角もコンデジの方が遥かに小さいので、トリミングした状態と同じですし、、、、。




NEX-3 YASHICA ML 50mm F2.0

こちらが、35mmで言う所の、標準レンズ50mmでマクロ撮影したもの。

ぼけがより望遠よりになるのが分かります。



NEX-3 CONTAX Sonnar 135mm F2.8

望遠マクロの場合は実際の撮影距離は、だんだん遠ざかって行きます。

例えば28mmで25cmで捉えられる被写体が1mくらいに遠ざかる感じでしょうか??

描写と、実距離との関係も何かありそうですね。

距離が近い方が、鮮明になるのでは??


もう一つは距離の違いによる、ぼけの深度の違いでしょうか??

コンデジマクロは超広角なので、被写界深度がきわめて深くなります。

望遠マクロでは、距離が遠くなります。

つまり、被写体の奥行きが10センチだとすると、望遠で1mの距離で捉えた物は、100cmから110cmの間で描写されます。

同じ物を広角レンズで25cmの距離で捉えると、25cmから35cmの間での描写になります。


そう考えると、被写体の全貌を映し出しながら、背景を奇麗にぼかす為にはある程度距離が稼げる方が有利だと言えます。

逆に近接マクロだと、被写体の一点にピントを持って来て、被写体そのものを大胆にぼけさせると言う使い方も出来るわけです。


こうやって、実際の写真を見比べてみると、28mmの広角マクロはフィルム時代のマクロレンズと、コンデジマクロのちょうど中間と言う感じで、絞り次第では、両方の利点を得られると言う事になりますかな??

もう少し、試してみる必要がありそうですね。



 

Comments

    • grahampenguin's comment
    • 2011年07月07日 18:31
    • ボケ味に一眼もコンデジも好き嫌いはナイのですが
      多角形のボケには違和感を覚えるミノルタファンです。

      2枚目の写真のように、六角形は受け付けなくなっています><
      円形絞りに慣れた弊害なのかも。
    • suzukineko's comment
    • 2011年07月08日 00:10
    • 広角って、寄る事で被写体がデフォルメされたり、
      遠近感が付き過ぎたりがあるので、
      ネイチャー以外のものは、難しいかな?ってイメージがあります。

      なので、ヤフオクの出品などは・・R1をよく使いますが、
      50mm以上にして敢えて離れて撮る事が多いですね。

      その割には、掲載の写真は、広角の近接って感じがあまりないですが、
      標準レンズとして設計されてるコンデジの18mmより、
      広角設計されてる28mmのほうが、
      結局、パースやデフォルメは強く出ませんかね?

    • でくの's comment
    • 2011年07月08日 00:43
    • grahampenguinさん:

      >2枚目の写真のように、六角形は受け付けなくなっています><
      >円形絞りに慣れた弊害なのかも。

      なるほど、そう言う意見もありそうですね。

      ただ、個人的には絞りの形を見て、ああこのコマ(2枚目)はF5.6だなと、判別が付いて便利ではありますけど??w

      まあ、20世紀は、こういうのが普通だったんで、オールドレンズの証と言う事で^^;w

    • でくの's comment
    • 2011年07月08日 00:54
    • suzukinekoさん:

      >広角って、寄る事で被写体がデフォルメされたり、
      >遠近感が付き過ぎたりがあるので、
      >ネイチャー以外のものは、難しいかな?ってイメージがあります。

      そうですよね?
      単に焦点距離だけじゃなくて、イーメージサークルも考慮しなければ行けないわけですよね??

      受光素子が小さい方が小さなレンズが作りやすかったりしますし、E5000のばあい、見た目は小さくても、大口径レンズ的な味わいがあります。

      28mmと言っても、ゆがみは元々少ない上に、中心部のよりクリアな部分しか使っていないので、デフォルメはあまり感じないように思います。

      35mm換算焦点距離が42mmという標準レンズの画角になってしまいますからねえ、、、、。

      ただ、デフォルメと言う意味では、35mmフルサイズの超広角超近接撮影のサンプルがありますので、明日はその辺を検証してみようかと思います。


      まあ、35mmフルサイズとか言ってますけど??

      20世紀は、645があったり、6×6があったり、4の5があったりと、、、、。

      35mmなんて所詮は庶民の楽しみでしたが、、、、。

    • suzukineko's comment
    • 2011年07月09日 00:04
    • >まあ、35mmフルサイズとか言ってますけど??

      たしかに・・
      フォーマット序列の中では、最低の部類が35mmでした。
      APSなんて、使ってる人見た事なかったし、
      110は玩具扱いでした。

      そういう意味では、コンパクトカメラでさえ、
      フルサイズだった訳ですから、
      今、ミラーレスやX100みたいなカメラの需要があるのも、
      当然の事かもしれませんね。
    • でくの's comment
    • 2011年07月09日 01:10
    • suzukinekoさん:

      >コンパクトカメラでさえ、
      >フルサイズだった訳ですから、
      >今、ミラーレスやX100みたいなカメラの需要があるのも、
      >当然の事かもしれませんね。

      E5000の描写を見ていると、小型デジカメは2/3サイズくらいが良いのかも知れません。

      十分高画質に撮影できますし、レンズの小型化も容易です。

      逆にNEXで小型高性能レンズは、難しいというか?

      下手に実現したら、一眼レフ市場が衰退する危険性もある、諸刃の刃と言う気がしますね。

      だから、Nikonやキャノンはあえて小型の受光素子で差別化を図りたいのでしょうけど??


      ただ、ユーザー側からすれば、同じ土俵で小型のNEXでD200とか1Nを小兵が打ち負かす姿は、格好いいですし^^;w

      いっその事、DSC-R1からミラーレス路線を貫いていれば、ものすごい事が起こっていたようにおもわれますね^^

      当時、CONTAX Gデジタルが最高のデジカメになるはず!!

      と、訴えていた私としては、NEXは福音でした^^

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