さて、ドーピングダクトの効果を検証してみます。
どうなりますやら??w
実測値はこんな感じ、、、、。
黒:総合特性
赤:ダクトの近接測定
青:ユニットの近接測定
ちょっと、暴れてる感じか??
ダクトが鳴いてないと言うか、200Hzちょっと手前までしか、音になってない、、、、。
駆動力が足りなくて、ダクトをドライブしきれてない感じ、、、、。
つまり、このユニットでは、どうあがいても100Hz以下の音は盛り上がってこないのか、、、。
逆に言うと、小型のシステムでパソコン用としてチューニングした方が、よさげか?w
最低限の構成にしても、それほど変化無しか??
黒:総合特性
青:インピーダンス特性
赤:ダクトの近接測定
緑:ユニットの近接測定
オリジナルは前回検証したように、こんな感じ、、、。
バスレフの共振は、オリジナルの方が多少は谷になっている感じ。
しかしながら、プラダンで仕切ると、例え同じダクトでも、接触抵抗が増えるために谷間は崩れると言う現象を過去にも確認しています。
インピーダンスカーブの比較
黒:スリットダクト
赤:ドーピングダクト
青:オリジナル
確かに、インピーダンス特性だけを比較すると、ドーピング効果は認められます。
ドーピングしても、低音は全く盛り上がらなかったと言うことでしょうかね?w
特性の比較
黒:プラダンスリット
赤:ドーピングダクト
ドーピングの効果は全くなしと言う感じか?
黒:プラダンダクト
赤:オリジナル
オリジナルが、高域のピークのせいで、特性全体がスライドしてしまっています。
それだけ、プラダンの方が暴れが少ないと言うことか??
まあ、サイン派によるF特なんて、実際の聴感は全く反映されていない感じはします、、、、。
音は全然違うんですけどねぇ、、、、。
プラダンダクトの方の、ダクトから漏れ出している音の左右の比較。
ちょっと揃っていない感じか、、、、。
黒:プラダンスリット
赤:オリジナル
高域の漏れは、プラダンの方が少ない感じか、、、、。
同じく
黒:プラダンスリット
赤:ドーピングダクト
そこそこ重量のある振動系に、それほど強くない磁気回路、150Hz以下の低音ははじめから切り捨てることで、このユニットは成り立っている感じがします。
その代わり200Hz以降はかなり安定していて、聴きづらい音はほとんど出しません。
パソコン用小型スピーカーの音は、どうあるべきなのか??
まあ、妥協の産物なのかも?知れませんけど??
それはそれで、とても生々しい音に聴こえてきます。
確かに低音は出てませんが、かといって、中高域にも出しゃばっている所が無い。
もう少し、検証してみる必要はあると思いますが、、、、、。
だとすると、低域は伸ばしやすいユニットだと思うのですが。
200Hz以下急降下では、音楽用にはちょっと厳しいですね...