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タネツケバナも春先だとどこにでも咲いている花です。
種を植え付ける時期に咲いていることから、この名が付けられたと聞いていますが、、、、。

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これまた小さな花です^^;
せいぜい15cmから、大きな物でも20cmほどでしょうか?

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このプリッツみたいな物は?
なんなんでしょうか??

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妙に長いですね??
どうやら、根生葉と言う物らしいです、、、、。
根生葉って?なに??w

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咲き始めはこんな感じ?
それとも、こちらは亜種??

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DSC-R1の得意技!
スーパーローアングルで、見上げて撮影!
地味な花ですけど、、、。
何か秘密めいた物を感じます^^
タネツケバナ
タネツケバナ(種浸け花)
越年草
北海道〜九州の水田のあぜ、水辺の湿地に生える。葉は互生し、頭大羽状に分裂する。総状花序を出し、白色で小形の十字状花を10〜20個開く。
花弁は4枚の十字花であり、おしべ6本の内、2本は短い。葉は羽状の複葉、頂小葉がもっとも大きい。
10月頃に発芽し、ロゼットで越冬し、春に花を咲かせる。
根出葉は数が少なく開花期には枯れ始めていることが多い。
茎・葉・葉柄に細かい毛が散生。花期は4〜6月。
タネツケバナの仲間
アキノタネツケバナ 稲刈り後の田んぼや畦にさく。
タチタネツケバナ 茎が細く直立、花期にも根生葉が残る。毛が多い。
オオバタネツケバナ 葉が大きい。無毛。
ミチタネツケバナ 雄しべ4本。花期にも根生葉が残る。無毛。
などがある。
学名は、Cardamine flexuosai
アブラナ科タネツケバナ属
根生葉
根生葉(こんせいよう)
タンポポの仲間、スミレ、オモト、ジャノヒゲ・・・などのように茎が無くていきなり地面から出ているように見える葉だけを持つ植物もあります。
マツヨイグサの仲間のように地面から四方に出て広がっている葉の中から春になると茎を伸ばしてきてそこに葉や花をつける植物もあります。
この地面からいきなり出ているように見える葉を、まるで根から生えているみたいに見えるので「根生葉」と呼びます。
根生葉の中で、冬にも枯れないで地表に残っている葉を「ロゼット葉」と呼び、ロゼット葉がたくさんあってまるでバラの花を上から見たように広がった状態になっているものを「ロゼット」と言います。ロゼットは冬の寒い風から身を守り、しかも可能な限りたくさんの日光を浴びるための植物の工夫の1つだと思います。
私は冬枯れの中で赤く染まったマツヨイグサの仲間のロゼットが大好きです。
「根生葉」という漢字を見ると「根から生えた葉」に思えますが葉は根からは生えません。
葉は茎からしか生えないのです。
良く見ると短いけれどちゃんと茎があってその節から生えています。
複数の葉は節と節の間が詰まっているためにちょっと見ただけでは輪生しているように同じところから出ているように見えてしまいます。
プリッツみたい、は受けましたよ( ̄ー ̄) 本当にバタープリッツに見えます。
それにしても、このタネツケバナしかり、カタクリ、キクザキイチゲなど野の花は見ていて飽きませんよね。蘭や薔薇や豪華絢爛イメージは一度撮るともういい、と思いますが。