さて、ナチュラルダクトの動作を検証するために、再び塩ビ管で挑戦してみましたw
今回は75mmのダクトで試してみます。
21cmのストローをめいっぱい詰めて、とりあえずナチュラルダクトを制作します。
下の写真がそれですね、、、、、。
一回り大きい100mmのジョイントを用意しました。
ここに、75mmのナチュラルダクトを差し込みます。
僅かに隙間ができてしまいます、、、、。
これでは、空気漏れを起こしてしまいますな、、、、。
底部から見たナチュラルダクト。
中央の穴にスピーカーをマウントしますが、そこから発生する音は、上部が塞がれているために、一旦下部に移動して、そこからナチュラルダクトを通って、外部に排出される様に設計してみました。
上部に、僅かに隙間があるため、ガムテープを巻いて口径を調節し、空気漏れを防ぎます。
組み上げるとこんな感じになりました。
今回使用したユニットは、SA/80AMGです。
音出しした感じは、なかなかバランスが良くコンパクトなサイズからは考えられないほど、迫力のある音に聞こえますね。
これまでのALTECが1960年代を彷彿とする音でしたが、SA/80AMGは今時の音ですね。
ユニットとしての特性は、文句の付けようがあリません、、、、。
すごいわこれ!w
特性を測定してみました。
もう少し、ナチュラルダクトっぽくなるかと思いましたが、350Hzに大きなディップが発生しています。
音波の流れは、オリジナルのナチュラルダクトに近い設計にしたつもりでしたが、内側のパイプと外側のパイプの口径の差が小さすぎたようで、変な特性になってしまいました^^;
これ以上、外側のパイプの口径を大きく取ると、部材の単価が急激に高騰してしまいますので^^;
ちなみに、今回の部材はホームセンターで3千円ほどで揃えました。
今度は、内部ダクトを外して以前に製作した10cmのパイプのナチュラルダクトを取り付けてみました。
でかいですね^^;
今回は、ナチュラルダクトの特性を調べるために、ダクトを左右違う仕様にしてあります。
右側が、オリジナルのナチュラルダクトに近い状態、左側は内部ダクトのみにストローを詰めて、特性の違いを確かめようと考えました。
↑こちらが、内部外部ともにナチュラルダクトを詰め込んだもの。
↑こちらが、内部ダクトのみにストローを詰め込んだ物です。
大きな違いは無いように見えますけどね、、、、、。
ただ、この雰囲気は、ナチュラルダクトと言うよりは、ただのバスレフという感じがします。
もう一工夫必要なんですかねぇ、、、、、。
今回はエディロールUA-1EXを、ASIO対応ドライバーで24/96モードでサイン波を出力させて、測定しています。
しかしながら、3回の測定で、100Hz付近の音圧の落ち込み方がほぼ同じ形で落ちているように見えます。
どうも?どこかおかしい感じですねぇ、、、、、。
マイク(マイク入力側)の特性なのか??
サウンドカードの特性なのか??
すっきりしませんねぇ、、、、、。
やはり、ストローでは、カットオフが早く来るみたいですね。
塩ビ管は、手間が省略できて、勝負が早いけれども、煮詰めていくと、手間も、お金も、
思ったよりもかかります。(塩ビ自体の内部音響抵抗の改善など、結構めんどくさいものがあります。内部損失特性の悪さが、Hi-Fiを、目指す人たちに、塩ビ管が受け入れられない)