賢治祭2007も後半です^^
先ずは、朗読ワークショップ。
今年の題材は、月夜のけだものでした。
獅子、シロクマ、キツネ、タヌキ、象など、その場で配役を割り振って、即興で朗読劇にしてしまいます^^
全員参加で、毎年盛り上がりますね。
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今年は「トチの実」がお供えのようにおかれていましたので、それにちなんで、細川さんの朗読は「鹿踊りの始まり」に決まりました^^
イーハ陶房賢治祭のメインが、細川律子さんによる、岩手なまりの独特の味わいのある、朗読です。
細川さんは、岩手県二戸出身で、現在は、金沢から20kmほど離れた高松と言うところに、「ハマナス文庫」という、文庫を開いておられる方で、イーハ陶房賢治祭では、毎年最後に朗読を披露して下さいます。
細川さんの朗読が聴きたいがために、集まってくる方がほとんどなんです^^
明かりを落として、眼を閉じて、誰もが聴き入ってしまいます。
山奥の、小さな陶房は、虫の声と、水の音が遠くに聞こえるだけです。
静寂の中に、柔らかな東北なまりの声が、染み渡ります。
風の中に、土の臭いが感じられるような、優しい響きです。
おつかれさまでした^^
最後に、田知元先生のオカリナに合わせて、全員で「星めぐりの歌」を合唱しました。
皆様、お疲れさまでした^^
また来年もお会いしましょうね!
「賢治の米」「陸羽132号」
田知元先生が陸羽132号について、解説して下さいました。
コシヒカリ、ササニシキの直系の先祖に当たるそうです。
大正から昭和30年頃にかけて、多く栽培されたようですね。
今回、細川さんが朗読して下さった本は、宮沢賢治が生前に僅か2冊しか出版できなかった本のうちの一冊。
「注文の多い料理店」のその当時の装丁による復刻版でした。
大変読みやすかったそうです^^
今年の賢治祭はこれでお仕舞いです。
どんど晴れ、、、、、