SOFCは家庭用燃料電池の本命に? TOTOが700W品を実証試験へ - 電子部品テクノロジ - Tech-On!
 TOTOは,発電出力が定格で700Wの家庭用固体酸化物型燃料電池(SOFC)を開発していることを明らかにした(図1)。
2008年には実証試験を開始する予定。このSOFCには,2005年10月に発表した作動温度が500℃のセルを搭載しているのが特徴(Tech-On!関連記事)。
従来のSOFCに比べて300℃以上低温での作動が可能である。
 従来に比べて低温で運転できるため,断熱材などを薄くして小型化できる。
さらに,セルの直径が5mmと小さいことから,温度変化による熱ひずみの影響を受けにくい。
このため,夜間など電力をあまり必要としない場合には,出力を低下させる部分負荷運転も可能である(図2)。

TOTOによれば,定格700Wに対して300Wまで出力を低下させた部分負荷運転でも効率はほとんど変わらないという。
 実証試験する発電システムは,発電効率が46%以上(AC送電端効率,低位発熱量基準),排熱回収効率が35%以上を目標としている。
補機類を含めたシステムは,エアコンの室外機と同等となる容積130L,重さで50kgを目指している(図3)。
このうち,発電モジュールの外形寸法は高さ280mm×幅480mm×奥行き390mm(約52L)である。


低コスト化と長寿命化に課題を抱えるPEFCを脅かす立場になり始めているようだ、、、、。

とありますように、SOFCが家庭用燃料電池の本命になるのではないかと?
私自身は7年前から言っていました^^;

今回のTOTOの試作品は、500度で動作するようです。
SOFCの場合700度から1000度くらいで安定動作すると言われてきましたが、高音で動作させるために内部部材の変形等に悩まされていたようですね。

TOTOというメーカーはご存じのように、硬質陶器やファインセラミックスの専門メーカーです。
便器から燃料電池まで!と言う感じでしょうか?w

発電効率が46%以上(AC送電端効率,低位発熱量基準),排熱回収効率が35%以上を目標としているとのことで、総合効率としては80%以上と言うことでしょうか?

このままでは日本は「京都議定書」のCO2排出基準をクリアーできなくなっていることが、確実と言われていますけど、こういった分野をもっと後押ししたり、アピールした方が良いのでは?
阿部政権発足当時の段階で「原子力の推進!」をアピールしていたのには、かなり引きましたけど^^;

地震が起こったり、臨界事故隠蔽で、原子力発電所が起動不能になると、それを補うために多量のCO2を排出することが、やむなくなってしまいます。

小型分散化エネルギー供給という考え方が、20世紀末に今後の主流になって行くんだと言われていましたけど、阿部政権はこの流れに完全に逆行してしまっているようです。

「実用になるのは、まだまだ先の話だ、、、、」
そう言う、頼りないことを言うよりも、「一刻も早い実用化に向けて、全力で推進!」
そうアピールする方が「構造改革」なんだと思うんですけどね?

柏崎の原発から得た教訓は、原発はリスクの大きい方式だと言うことです。
小型分散化であれば、局地的に大きなダメージを受けても、損害は最小限ですみますし、被害を受けた地域に電力を送ることも可能ですけど、小型電源であれば、発電施設そのものを現地に搬入していち早く電力を供給することが可能です。

地震大国日本では、燃料電池の実用化が必須だと感じるわけです。






 

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