水素を利用した発電技術を推進するTrulite:ニュース - CNET Japan
 米テキサス州ヒューストンに拠点を置くTruliteが、携帯型水素発電機「KH4」を開発している
。同発電機に水を注ぐと、150ワットの電気を発電し、電力は最大で200ワットに達する。
同社の最高経営責任者(CEO)John Goodshall氏によると、この発電機1台で家全体の電気需要をまかなうことはできないが、電気工具、ノートPC、小型電気製品の充電には十分だという。


水素を利用した発電技術を推進するTrulite:ニュース - CNET Japan
 燃料電池の活性成分は水素化ナトリウムだ。この物質は、水分子を水素と酸素に分解する。
そして、その水素を ある膜を通過させ、そこで電子を抽出する。また水素化ナトリウムは水素を安全に保存する。
同様の確かな水素保存システムには、他にもさまざまな物質が使われている。

 「われわれは、水素の流れを制御している」(Goodshall氏)




以前、大同メタルの「水から発電する燃料電池」という記事を書いたことがありました。

水から発電する燃料電池
見知らぬ方からこんなメールが届いた。

はじめまして。
燃料電池のHP楽しく読まさせていただきました。
新型燃料電池についての情報提供です。
「D社」で水を燃料とする燃料電池を来年から販売するそうですが、これにつ
いてHPでとり上げるお考えはありませんでしょうか。


大同メタルの方式は純粋な「カルシウム」に水を少量加えると水素ガスを発生するという物でしたが、水素化ナトリウムは、少し危険な感じがします^^;

制御されている間はもちろん大丈夫でしょうけど、制御の範囲を超えた場合は恐ろしいことになるようです、、、、、。


水素化ナトリウム
水素化ナトリウム

 自分では何も悪いことをしていなくても、思わぬとばっちりを受けることがたまにあります。

 ある女子学生が水素化ナトリウムを使って還元反応をしていた。
 少し過剰に用いていたので、反応終了後に未反応分を処理しなければならなかった。
 そばにいた先輩に尋ねたところ「氷で冷やしながら少しずつ水を加えていったらええんとちがう」と教えてくれた。


メタノールでさえ危険性を感じますけど、なかなか水素利用は実用化のめどが立ってこないですね、、、。
DME(ジ・メチル・エーテル)の方が、遥かに実用性が高く、安全面でもLPG並みで、代替えフロンとしてスプレー缶の噴射剤に使われているほどですからねぇ、、、、。
天然ガスに比べると、液化がきわめて容易で、ディーゼルエンジンの燃料になるだけの「セタン値」を示しています。

建築現場には、DME燃料電池は最適だと思います。

ジメチルエーテル - Wikipedia
燃料電池
直接型DME燃料電池は、ダイレクトジメチルエーテル燃料電池 (DDFC) とも呼ばれ、水素ガスを取り出す改質器を必要としない固体高分子形燃料電池である。
同じく改質器が不要なDMFCの燃料であるメタノールより毒性が低く、安全性が高い燃料電池として期待されている。


何で?これが実用化されないのか??
不思議でならないんですけど^^;

話がずれてますなw




 

Comments

    • Tsutomu's comment
    • 2007年08月03日 12:22
    • 水素抽出に純粋なカリウム、ナトリウム、リチウムなどを用いる方法が話題になっていますが、純粋なアルカリ金属は危険です・・・

      そもそも純粋な金属を作ることはかなり高価なことと言う話あります。水と反応した後の副生成物の高濃度アルカリ水溶液も危険ですので中和処理が必要でしょう。中和過程でも危険性あります。

      ダイレクトジメチルエーテルですが、なぜ話題にならないのか不思議ですね。
      ちょっと整理してみます。
      ・メタノールは液体で水希釈が簡単。ジメチルエーテルも水に溶かせないことは無いけど気体圧縮できることのメリットが無くなる。
      ・メタノールもジメチルエーテルも炭素が絡む。COなどの酸化ガスによる寿命が?である。

      気体のまま使うのであれば水素の方が優秀に思いますね。エネルギーを安価に作るとなるとメタノールということでしょうか。
      PEMFCとDMFCの中間当たりにDDFCが来るように思いますが。
    • でくの's comment
    • 2007年08月04日 01:00
    • Tsutomuさん:

      >PEMFCとDMFCの中間当たりにDDFCが来るように思いますが。

      確かに、その位置付けは正しいと感じます。
      水素の難点は、圧縮が困難で液化状態で、普通に持ち歩くのはほぼ不可能に近い。
      利点は、酸素と反応させても水しか生成しないので、後処理の問題が無い=安全

      DMFCの場合難点は、毒性、電離膜にCO等に寄る反応の鈍化、液体ですから効率的に反応させるためにはポンプが必要になる。
      利点は、常温で液体であり取り扱いが容易、既にメタノール自体は安価で入手可能なアルコールの一種である。

    • でくの's comment
    • 2007年08月04日 01:01
    • ダイレクトDMEFCの場合。
      難点は、電離膜にCO等に寄る反応の鈍化?実際の実証実績が少ない??よって利点と難点がどのくらいなのか?
      よくわからない、、、、、。
      実際には実証段階なので、一般には燃料として流通している実績がない。
      製造コストも、量産化されているとは言い難い状況??


    • でくの's comment
    • 2007年08月04日 01:01
    • 利点は色々ありますよ?
      常温で気体ですから、ポンプを使わなくても十分に反応させることが可能?
      水素はもとよりメタンガスに比較して容易に液化できる=小型化が可能
      100円ライターの技術でカートリッジが作れるというか、100円ライターをDMEにしてしまえば、製造コストは、他の燃料に比べても決して引けをとらないレベルにまで引き下げることが可能??
      低圧で液化できることにより、ディーゼルエンジンの燃料としてメタンガスより航続距離が長くなり、軽油と異なり粒子状物質をほとんど排出しない。
      ディーゼルハイブリッド車の燃料としては理想的?
      気体では、水素を除いて唯一ダイレクトに燃料電池から電力を取り出せる?

      こんな感じでしょうか?

    • Tsutomu's comment
    • 2007年08月13日 11:13
    • DMEFCはよく解らないことだらけなので、記録として書きます。
      ジメチルエーテルは、水と反応すること。反応するとメタノールが生成されること。
      燃料電池内部では、燃料が水といっしょに触媒に触れるとメタノールになる。
      ジメチルエーテルとして反応する量とメタノールとして反応する量との関係がわからない。
      クロスオーバーが少ないといわれているところから考えてメタノール生成量は少ないと考えれますが。

      利点としては気体圧縮できること・気体はセル内充満が容易・補器が小さくて済む
      欠点としては希釈が難しい・反応未の気体オーバーフロー対策要・DMFC並の寿命問題

      DMFCよりは目がありそうですね。

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