アップルを待ち受ける「成長の限界」 - CNET Japan
サンフランシスコで開催された今年の「Macworld Expo」は、近年のApple Computerの変容を見せつけるものだった。新しいAppleは小粋で、優美で、知的で、しかもセクシーだ。Appleのもとで、シリコンバレーとハリウッドは融合した。Appleはカウンターカルチャーとテクノロジーを愛する革命主義者のブランドから、裕福な人々のブランドへと変わった。

 かなりの長文で、appleの危機を解説しています。
記事としては、興味深い物でした。

 CELLの実力は?どのくらいすごいのでしょうか??
グラフィックの処理がとてつもなく早いようですね。
PS3はPS2の50倍の速度で動作するようです^^;;

 強敵はLENOVOなのかもしれませんね。
IBMが利幅の少ないパソコンを、最も人件費が安く、労働者が多い中国と言う国に託しました。
世界一低いコストで、大量生産を実現できます。
LENOVOがCELLとLinuxで動作するパソコンを開発する可能いは十分にあるでしょう、、、、。

 LinuxがWindowsを脅かす存在になる!
私の記憶では、この話は既に7年ほど前に話題になりました。
プロフェッショナルの分野では、既に同OSが活躍している事も事実ではあります。

 しかしながら、現在のところWindowsを脅かす存在にはなっていません。
そう遠くない将来、Linux市場はAppleを超える市場に成長している事は、容易に想像できます。
ただし、Linuxに追い抜かれたからと言って、Appleの存在価値が失われるとは考えにくいですね。

 Cell搭載PCは価格面でWindowsを下回る物になるかも知れません。
だからといって、Appleが値引き競争に巻き込まれるとは考えにくいです。
(もちろん、少なからず影響を受ける事は事実でしょうが、、、、)

 もう一つ、AppleのCPUがCore Duoだと言うのは、現時点での話であり、このCPUが最高だとは考えていないと思います。
むしろ、最も廉価版のCPUとして採用していると考えるのが正しい捉え方だと感じています。

 ゆくゆくは64ビットの複数コアCPUに移行して、OSのコアも64ビット化されてゆくでしょう。
また、OSXが歩んできた行程を考えると、Linuxの進歩はそれほど早いとは感じられません。

 最近のAppleの経営が安定して黒字を生み出しているのは、競争力があるからではなく、競争に巻き込まれないところで、十分な利幅を確保した商売を続けているからでしょう?
 シェアをいくら伸ばしたところで、赤字経営では何にもなりませんし、PS3の戦略が始めから持ち出しで製品投入と言うのも、いささか問題のように感じますね。
 現在のようにころころとヒット商品が入れ替わる世の中では、投資した分を取り返そうとした頃には、既にブームが終わっていた、、、、。
なんて事も、日常茶飯事でおこりますし、発売時期を延期したと言う事も他社に開発の時間を与えてしまう事になります。
 仮に始めの予定通り2006年春にPS3が発売されていたら、空前の大ヒットとなっていたでしょうね。
折しも、Windows Vistaの発売が2007年1月になると正式発表があったわけですから、パソコンの購入を考えている人に取って2006年は買い控えの年になります。
 Appleにしても、intel cpuへの移行期間ですから、既に買い控えの傾向が報道されています。
つまり!2006年春から年末にかけては、ヒット商品不在の期間になっているわけです。

 2006年春に仮にPS3が登場していたら、文句なしの大ヒットになっていたと予想されますね。
ところが、11月に延期と言うのは、タイミングが最悪です!

 発売から1ヶ月くらいは、マスコミや口コミでもPS3の話題で持ちきりになるでしょう?
しかし!それもほんの1ヶ月の間だけです。

12月に入れば、Windows Vistaの話題で持ち切りになってきますし、正式に発売されれば、Windows95の時のあの大興奮を再現したい!
とマイクロソフトが大々的に売り込んできますから、世界中の注目がVistaに集まる事は間違えありませんね。

 リッチなGUI機能を備えた次世代Windowsですが、パッケージを買ったけど、マシンのスペックが追いつかないから、組み立てマシンを購入したり、あるいはバンドル済みのマシンを購入したりと、世界中の人々に膨大な出費が迫られる事になりますので、PC以外の高額商品はしばらくは売り上げが伸び悩む可能性すら出てきます。

 もちろん、PS3を絶対買うぞ!
と、今からブログで宣言している人も多く、PS3をほしがる人たちは確実にたくさんいますので、相当数が出荷される事は間違えありません。

 ただ、このタイミングだと、絶対にPS3を買うぞ!とまでは考えていない人が、何らかのきっかけで、PS3に興味を持ち、実際に購入すると言う、いわゆる「浮動票」を獲得する事が難しくなると考えられるわけです。

 2007年にはintelも4コアのCPUを投入してきますし、今後5年から10年の間にCPUのコアは数十から100以上になると発表しています。

エンタープライズニュース


 インテルはCPUのマルチコア化を推進していく。これまでのデュアルコアCPUに加えて、2007年には、4つのコアを搭載する“クアッドコア”CPUを投入する。

エンタープライズニュース
2006年1月にノート向けのデュアルコアCPUを投入するなど、同社は複数のコアを備えたCPUへの移行を進めている。今後は、個人が強力な処理能力を利用できる「テラ時代」へ向かうとして、5年から10年後には「少なくとも数十、多ければ数百のコアを備えたCPUが登場するだろう」(ジャスティン・ラットナー シニアフェロー兼CTO)という見解を示した。




 PS3以外でも、Linuxコアのプログラムで家電に採用されている物もいくつかあると思っておりますし、今後もそのような物が複数登場してくる事でしょう。
しかしながら、未だにWindowsやMacOSのような、完成したGUIを提供しているとは言いがたい状況です。

 Windowsであれ、MacOSであれ、ファインダーやデスクトップの使い勝手を高めるためには、グラフィックエンジンに相当な負担をかけ、また、同時に実行しているそれらを表示させるためのプロセスも、相当にメインメモリーを使用しているのが実情です。

 これら、コンシューマーがパソコンを快適に使うための機能を、Linuxに実装し、リアルタイムにウイルスの脅威と立ち向かうためのプロセスを実装すれば、Linuxと言えども、そう軽々とは動作しないのでは?
ないでしょうか??

 ゲーム機や、メディアレコーダや、ごく限定的な機能のみを制御する事においては、最適なOSだと感じられます。
しかしながら、パーソナルコンピューターにまで発展させるには、相当な開発投資が必要になってくるはずです。
しかも、それが世界統一の規格にさせなければならなくなるとしたら?誰が?リーダーシップをとるのでしょう?

 せいぜいWin3.1時代のプログラムマネージャーのように、ゲーム機に新しいプログラムを追加した時のような、確かに使いやすいが、プアーなGUIしか実現できないのでは?ないでしょうか??

 現時点で存在しているのは、強力なCPUと信頼性の非常に高いコアOSだけです。
マイクロソフトはIBMが開発したDOSの上にAppleが開発したファインダーのコピーを乗せる事で現在のWindowsにまで発展させてきました。

 DOSとCPUが存在していたころ、日本のNEC、FUJITSU、SHARPも独自にOSを開発していました。
IBMも、OS2というWindowsアプリケーションが動作する32ビットコアのOSを実際に売り出していました。

 しかしながら、そのすべてが撤退し、生き残ったのは事実上WindowsとMacOSだけです。
もう一度、そのリスクを背負い込む企業が現れるとは思われません。
開発投資が莫大な上に、失敗した時のリスクが大きすぎます。

 これをやってのける事ができる企業があるとすれば、MicroSoftか?Appleくらいの物でしょう?
OSXはUNIXコアの上で動作するOSですから、コアをLinuxにすげ替えてしまう事もできるでしょうし、CPUをCELLにすげ替える事もやってのけると思います。

 ただ、実際にはintelベースで64ビット化へと進んでいくんじゃないでしょうかね?
グラフィックプロセッサーにしても、2006年には既に1GBものV-RAMを搭載した製品が実売されるようになってきています。
この分野も、まだまだ進んでゆくでしょう。

 現在の状況からすると、CELLは組み込みベースのゲーム機、デジタル家電+αの分野で活路を開いていくように私自身は感じますが、、、、、。

(反論してみましたw)


 

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