新日本石油、灯油で動作する家庭用燃料電池システムを発表 - nikkeibp.jp - 注目のニュース
新日本石油、灯油で動作する家庭用燃料電池システムを発表

2005年11月30日?7時13分

 新日本石油は、2006年3月20日から、灯油で動作する家庭用燃料電池システム「ENEOS ECOBOY」の提供を開始する。
既に提供しているLPG版に続いて、灯油での動作を可能にした点が特徴。
灯油を使う家庭用燃料電池は世界初。荏原バラード、荏原製作所との共同開発である。
 左の小さな装置が燃料電池発電ユニット、背の高い装置が貯湯ユニット。
人物は、左から荏原製作所名誉会長の藤村宏幸氏、新日本石油の渡文明会長、同じく西尾進路社長。燃料電池は、燃料から水素を取り出して酸素と反応させることで電気と水を生成する。
液体である灯油から水素を取り出すところに技術的な難しさがあるという。
同システムは、屋外に設置した家庭の灯油タンクから灯油を送り込み、灯油を燃料に給電と給湯を実現する。
二酸化炭素排出量を3〜4割削減できるという。
発電出力は950ワット。
 給湯は、セ氏65度の湯を200リットル貯留可能で、風呂や台所の給湯だけでなく、床暖房などにも利用できる。
セ氏マイナス10度から40度までの範囲で動作するが、
これを下回るような寒冷地では屋内設置も可能。
今後はさらに低温での動作も可能にしていく考えだ。
 2006年度は、関東圏の1都10県、北海道、東北、北陸の主要都市(東北、北海道は屋外の灯油タンクの普及率が高い)で、一戸建てを中心に100システムの設置を計画している。
 2007年度は500システムを計画している。ユーザーは、新日本石油と3年間のメンテナンス契約を結ぶ。
システム単体での販売はしない。
メンテナンス料は年間6万円。
標準的な4人家族の一戸建てで年間に節約できるエネルギーコストにほぼ相当する額だという。ユーザーは運転データの提供やアンケートに答える必要がある。
また、給湯システムなどにかかわる宅内工事はユーザーの負担となる。
燃料となる灯油は、専用の「FC灯油」と呼ぶ超低硫黄灯油(硫黄分は0.5ppm以下。通常は5〜30ppm程度)をユーザー宅まで配送する。価格は通常の灯油と同価格に設定した。


日経にも出てきました。
これは、試してみたいですね。
我が家は先月オール電化を導入したばかりですが^^;;
オール電化の給湯は90度cで200L貯蔵ですから、給湯能力としては平均的なオール電化より劣りますね。
ただ、燃料電池の場合発電に伴い一日中お湯を蓄えるのに対して、オール電化は電気代の割安な夜間にお湯を沸かして貯めておきますので、燃料電池コ・ジェネでは、ある程度以上お湯の貯蔵量を増やしても、使い切れない状況が発生するようです。

逆に、オール電化の場合、日中は極力お湯を沸かさないようにしてありますので、貯蔵量に違いが出るわけですね。
SOFCが実現すれば、オール電化と同様に90度cで200L蓄えられるような装置が開発できるのでは?と考えます。

また、熱源を利用した大型の冷蔵庫(冷凍庫は別)を備えることが出来れば、より家庭に有利なシステムになると思います。



 

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