さて、2ヶ月以上にわたってデスクトップ上でFドメインとタイムドメインの聴き比べを行ってきました。

少し感想を書いておきたいと思います。





音源は1980年代のアナログチューナーです^^;w

もちろんターンテーブルも聴くことができますが、この期間内にはレコードはかけておりません。

さて、陶器製のFドメインですが、2Wayや3Wayと異なりフルレンジ一発なので、それでもタイムドメインに近い音だと思います。

_DSC1128


グラウンドアンカーでユニットをお尻でマウントしていますが、アンカーそのものはエンクロージャーとの絶縁は行っておりません。

それでも、木の箱と比較すれば箱なりはほとんど感じません。

チューニングはバスレフ方式で、確かにぼあんぼあんとした感じがしなくもないですが、アンプが力のあるアンプなので、結構低い音もしっかりとした音程で聞かせてくれます。

ただし、これは、日中家族が出かけていて、それなりの音量で聴くことが可能な場合の話です^^;

周りに家族がいて、迷惑にならないようなこじんまりとした音量まで絞ると、音像はぼやけた感じになってしまいますかね?

アンプ自体は120Wx120Wの出力なので、小音量時は能力を1%も発揮していない感じでしょうか?

アンプの良さが完全に死んでしまいます^^;





聴き比べと言っても、同じ曲を両方のシステムで交互に聴き比べるというような、比較視聴は行っておりません。

今日はタイムドメイン、今日はFドメインみたいな感じで、その日一日は同じシステムで聞き続ける感じかな??

一方のタイムドメインですが、Fドメイン的にバランスを重視したシステムと比較すると、単純に低音は音圧が低いですね。

だからと言って、低音楽器の音が聞き取れないわけではありません。

音圧が低いといっても、芯のある楽器の音が聞こえるので、実在感?と言うか、リアリティはタイムドメインが勝ります。

また、極小音量に絞ってもその実在感は損なわれず、ただ音量のみが小さくなって行く感じ、、、。

静かな部屋で、極小音量で聴くタイムドメインは心地よいです。

もう一つの特徴は、例えばトイレに行って帰ってきてドアを開けた時に、何かハッとさせられる!

デスクトップからは3m以上離れた場所から耳に飛び込んでくる感じは、距離による音像の減衰がFドメインとはまるで違う印象です。

離れた場所で聞いても、音像がぼやけない。

いわゆる、「早い音」という印象の音です。

音の速さは、音速ですので、実際に音が早くなるという現象は起こりえません^^;

そんな風に聞こえるのがタイムドメインの音と言えるんでしょうか?

時間軸にズレがないからですね。

とは言っても、方や3.5Lもあるエンクロージャー、一方のTimeDomain Lightは200ccもないようなPCスピーカーです!

ニアフィールドリスニングで3.5L/8cmであれば、リビングオーディオで言うところの38cm級の低音の臨場感が再生可能だと感じております。

何しろ耳元50cmの至近距離に広がるHiFiサウンドです!

距離による減衰、壁などの反射音による悪影響がニアフィールドという世界ではほとんどありません!

かといってヘッドホンのような圧迫感もありませんし、これぞ日本の住宅事情に最適と感じるわけですよ!

PCで作業をしながら、FMをご機嫌なサウンドで聴くというスタイルも、今風かも??w

至近距離で、それなりの音量で迫る迫力はFドメインに軍配か??

まあ、そうかもしれません^^;w


ただ、タイムドメインを聞いていて強く感じたことがあります。

Fドメイン的なバランスの悪さ、極端にひどいものは別ですが、、、、。

例えば、テレビの音はFドメイン的には低音がスカスカのものが多いです。

PCスピーカーやスマホの内臓スピーカー、あるいは学校などの館内放送とか、低音はスカスカですよね?

そういった音を、我々は特に違和感なく聞いています。

それは、音楽鑑賞ではないから??

必要な情報が聞き取れれば特に問題はない??

そういった音を、特に不自然な音ではなく普通の音として聞いているわけですよ、、、。

私達の耳はFドメイン的な音のバランスには脳内補正をかけて、必要な情報を掴みとる訓練を日々トレーニングさせられていると言えるかもしれません!w

良い音かどうかは別として、音から得たい情報を選別して聞き分けることを自然と身に付けている!

そういう耳でタイムドメインの音を聴くと、なんて認識しやすい音なんだ!

そう感じると思います。

音が明瞭に聞き取れる!

特に低音楽器の音程の明瞭さはびっくりするくらいです。

逆にFドメイン的なアプローチの音が小音量時はぼやけて聞こえてしまう?

それはなぜなんでしょうか?


聴き比べてみると分かってくるんですが、バスレフとか箱が共鳴しているようなシステムだと、音にブレーキがかからない!

いわゆる立ち下がり特性が悪いというのが感じられます。

それは、共鳴しているから、箱なりしているから!

タイムドメインの音は、引き際が鋭いと感じるんです!

すっきりと引き締まった音と言えばいいのか??

なので、複雑な情報でも、音が乱雑にならずにはっきりと聞き取れる。


もう一つ感じることは、Fドメイン的に特性がフラットでなくても(よほどバランスの悪いものは除く)先にも言ったように、人間の耳は脳内補正をかけて、情報を正しく聴き取る能力がある、と言うか日々訓練されている^^;

しかしながら、タイムドメイン的に時間軸が狂った音は、人間の脳では補正しきれない、なのでぼやけた音にしか聞こえない、、、、。

そんな風に感じますね。

絶対音感を持っている人はおそらくタイムドメインの音のほうが聴きやすいと思います。

逆に、絶対Fドメインバランス音感を持っているという人も中に入るようで、そういう人にタイムドメインの音を聞かせても、まったく良さが伝わらない、、、、。

そういう事例もあるようですね、、、、。

長年Fドメインの音を追求していると、そういう耳になるのかもしれません^^;

とは言っても、そういう人たちも、普通にスマホとかテレビの音も聞いているはずなのに??

オーディオだと身構えた瞬間に、耳が切り替わるんですかね??

と言うかこれは、いわゆる経験値ですね。

長くなってきたので、今日はこの辺で^^;w



 

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