CONTAX 167MT Distagon35mm F2.8 KODAK PKL コダクロームPRO 200

この写真はちょうど16年前1月17日の未明、金沢から南西の方角を撮影した写真です。

当時の私は、以下のようなコメントをネットに残しています。

偶然とは言え、生涯忘れる事の出来ない一枚になりました、、、、、。





ポストカード (もう一つの証言)

今回のポストカードは、1995年1月17日午前3時前後に撮影されました。

これは、いわゆる月光浴と呼ばれるジャンルの写真で、撮影者の背面からの月明かりによって、真夜中の雪原を撮影した物です。

その未明、空は実に穏やかで、風一つなく、満月が眩しいばかりに一面の銀世界を照らしていました。


雪の表面には、氷の粒達が宝石のように散りばめられ、空には六千の星達がますます輝きを増し、気圏はこの時ばかりは真空を取り戻し、大地と空と銀河の境はなく、すべてが一つの世界につながっていました。

普段は透明な銀河の世界にしか住めない妖精達も、いっせいに白銀に舞い降り、野山を思う存分駆けめぐっていました。

それはそれは、まだ誰も見たことのない、全く不思議な光景でした。


それから数時間後、あの地震が起こったのです・・・・・・。


地獄と極楽、そんな形容がふさわしい二つの光景でした。・・・・・・・。

六千人をこえる犠牲者と、きらきら輝いた妖精達、彼らはこんな疑問を投げかけてきます。



「おまえが大切にしている物は、本当にに大切な物か?。」

「おまえが美しいと信じている物は、本当に美しいのか?。」



大切な物、美しい物、正しいこと、我々にとって本当に必要なこと。

我々はそれらを一つに結んで行かなくてはなりません。

バラバラに引き裂かれた物達を、元のつながりに戻してやらねばなりません。


そのために今日ここに生かされている命だと信じます。





まだ、震災の記憶が生々しい時に書いたコメントですけど、、、、、。

この写真とともに、あの惨事をいつまでも忘れてはならないと感じますね、、、、。



犠牲者の、ご冥福を、心よりお祈り申し上げます。

(合掌)