さて、ALTECの方ですけど、徹底したシーリングを施しました。
それでは、シーリングの効果を見てゆきますか?
今回はプラダンダクトを一層の物と三層の物を制作して、違いも検証してみます。
先ずは一層の方の特性から。
こんな感じですね、、、。
やれやれ、、、
やっと、理論通りの特性になってきた感じです^^;
続いて、三層の方。
閉鎖ダクトの悪影響は、特性からは確認できないようです。
しかしながら、一層でも十分使えそうには見えますね、、、、。
比較してみましょうか?
黒が三層、赤が一層です。
一層の方がわずかに低音の音圧が高いです。
これは、耳で比較した感じでも、そんな風に聴こえました。
インンピーダンスカーブの比較
こちらも、黒が三層、赤が一層
微妙に山の高さが違います、、、、。
どうなんだ?w
前回の物との比較。
黒が今回の一層、青が前回のF特
緑が今回、赤が前回のインピーダンス特性
とにかく、インピーダンス特性はまるっきり違いますね^^;
全てのネジ穴、ユニットの取り付け面、空気漏れの可能性がわずかでもある箇所は、全てシリコンシーラでシーリングしました。
シリコンシーラの、気密性の高さを実証した感じではありますが、、、。
ただ、手にベタベタくっ付いて石けんで洗っても取れませんし、まあ、リブの固定とか、組み立て後ほとんどやり直さないネジとかの部分であれば、シリコンもありかな?
と言う感じはしますが、頻繁にチューニンングで取り外す、スリット部に関しては、もう少し違った物を探してみなければ?
と言う感じでしょうか?
今回、初めてバスレフのチューニングが、どの辺にきているのか、確認できたわけですけど、、、、。
確かに100Hzまで、フラットに出ればOKというのは、達成に近い感じですけど、これではダクトが短すぎますね、、、、。
最初のシミュレーションでは、約7cmくらいが適正と出ていましたが、測定データの不備から、共振点がはっきりと検出されていなかったので、4cmまで短くしてあります、、、、、。
まあ、今後は空気漏れ対策は、何とかなりそうなんで、チューニングも普通にできるようになるかな?w
あと、ダクトの補強が目的で三層にしましたが、全体的な強度を考えると、一層で十分な感じはします。
開口面積の確保のために2層とかにすることはあるでしょうし、強度保持のためには、所々に閉鎖してホットボンドを流し込んだダクトで仕切っておく必要もありそうです。
光は見えてきた感じでしょうか?
一応、図面、出しときます。
あくまで参考に。