【Hydrogen Expo】「水素を低コストで精製可能」,ITM Power社が講演 - 電子部品テクノロジ - Tech-On!
 英ITM Power社は,「NHA Annual Hydrogen Conference」において講演し,同社が開発した水素精製法を利用すれば。環境負荷が低い上,水素を低コストで精製できることをアピールした。

 同社が開発している水素精製法は,燃料電池の発電原理を逆に利用したもので,MEA(膜/電極接合体)に電気を流すと水から水素と酸素を取り出せるというもの。こうした原理は古くから知られているが,同社の特徴はプロトン(H+)が電解質膜を移動するカチオン交換膜ではなく,陰イオン(OH-)が電解質膜を移動するアニオン交換膜を利用していること。そのため,アルカリ溶液を利用する。

 ITM Power社では,開発した水素精製法は低コストで製造可能な電解質膜を利用できるほか,MEAの触媒に高価な白金(Pt)を使わないで済むとしている。そのため,同社のMEAであれば,5kW級の装置で164米ドル/kWで作製できるという。これに対して,従来のMEAは電解質膜とPt触媒の価格が高く,2000米ドル/kWかかるという。同社は,試作品で現在のところ,1万時間の耐久性を確認しているとしている。

 ITM Power社では,開発した精製法が石油などのハイドロ・カーボンから水素を精製にする方法に比べても低コスト化できるとみている。同社は技術的には水素ステーションを家へも設置できる状況になったとし,高コストの燃料電池車が実用化されるのを待つのではなく,低コスト化が可能な水素エンジン車をすぐに普及させるべきだと訴えた。水素エンジン車により,米国では他国の原油に頼らないエネルギーの関する安全保障をいち早く確保できるとしている。


低コストで水素生成ですか??
一般家庭でも可能??

取りあえず、水素の一番の強みは、運んでこなくてもその場で製造可能な点ですね!
運搬に関わるCO2の排出量が削減できれば、相当な環境負荷を軽減可能ですよね?

原油はタンカーで運んできて、生成して、またタンクローリーで運ばなければなりませんし、それぞれの課程でエネルギー消費、CO2の発生が起こります。

そう考えると、水素エンジンも「有り!」という気がしてきます。