2020年度の燃料電池システム市場は2006年度比55倍の2032億円,富士経済 - ニュース - nikkei BPnet
2020年度の燃料電池システム市場は2006年度比55倍の2032億円,富士経済

2007年07月17日 11時24分
富士経済は,燃料電池セルおよびスタックの関連部品や燃料市場の予測を発表した。
それによると,2006年度の燃料電池システム市場の出荷金額は73億円。2007年度は64億円を見込む。
2010年度には2006年度比14.2倍の1033億円,2020年度には同175.3倍の1兆2799億円に達すると予測する。
燃料電池システム市場で今後注目されるのは,家庭向け燃料電池システムと超小型燃料電池システムの市販化。
富士経済は,家庭向け燃料電池システムの市販化を2009年度,超小型燃料電池システムの市販化を2007〜2008年度と予測する。

しかし,これらの市場では先行する競合製品が多く,市場が成長するには時間がかかるという。
2020年度の燃料電池システム市場の出荷金額の内訳は,自動車向けが9000億円,家庭用が2575億円,業務・産業向けが1023億円,超小型燃料電池システムが145億円とみる。


さて^^;
私の家でも、既にオール電化住宅になっています^^;
築45年ほどの古い家ですけどね、、、、。

それでも、省エネ効果というか、光熱費はかなり低くなりました。
ただし、オール電化はコ・ジェネシステムではありません。
夜間余っている電力でお湯を沸かしたり、暖房用に蓄熱したり、いわば原子力発電所のような、電力需要が落ち込んでも運転を停止したり、出力を下げることができない機器を稼働させるために、深夜電力の割引制度をと言う物を設けて、結果的に実際に使用したエネルギーの割には、経済的には安く済ませることができるという、無駄な電力を出さないエコシステムなわけです。

現在のオール電化ブームが、15年ほどすると、機材の耐久年数が限界に達し、買い換え需要が始まりますね。
燃料電池コ・ジェネシステムは、オール電化からの買い換え需要にどれだけ応えることができるかで、決まる感じがします。
2025年から2030年頃が勝負ですかね?

私自身家電量販店のサポート分野で仕事をしていますので、オール電化に関しては色々と話は聞いています。

しかしながら、私自身がオール電化部門のTOPから勧められた温水器は、「ヒートポンプ式」ではなく、旧来の「電熱タイプ」の温水器でしたね、、、、、。
こちらの方が、電気代云々よりも「実績と信頼」があって、実は長持ちするらしいのです、、、、。

まあ、空気の力でお湯を沸かしているわけですから、圧力がかかり、プレッシャーの中でお湯を沸かしているわけですねw
だから、寿命が短いと、、、、、。

私が考える燃料電池コ・ジェネ、エコシステムは、SOFCを使った高音動作の物により魅力を感じます。
1000度cの熱源をどう使うか?

これだけの温度があれば夏は冷房、冬は暖房に使えるかも?知れませんね??
ただ、熱を取りだしてしまうと燃料電池が動作しなくなってしまいますから、取り出し可能な熱量によって使い道は限定されてしまいますが、、、、、。

家庭で一番電気代を消費しているのが「冷蔵庫」だと言われています。
燃料電池の熱源で吸収冷凍装置を使って、冷蔵庫を運転できれば、光熱費は圧倒的に下げられる感じはしますし、スーパーやコンビニでこの方式が普及できれば、効果は大きいと感じるんですけど、、、、、。



 

Comments

    • Tsutomu's comment
    • 2007年07月31日 09:15
    • 3 2004年版の富士経済の燃料電池市場予測の資料での出荷金額と、2007年の今回発表を並べてみます。

      2006年 推定  102億円 => 実績  73億円
      2007年 推定  226億円 => 推定  64億円
      2020年 推定1兆1532億円 => 推定1兆2799億円

      2020年の増加要因がよく見えない・・・

    • でくの's comment
    • 2007年07月31日 14:54
    • Tsutomuさん;

      2006年の実績より2007年の推定が下回っているんですか!?
      単に、開発が遅れているだけでは無いように見えてきますね、、、、。

      水素エネルギーそのものの、非現実性が露呈してしまったんでしょうか?
      純水素を、簡単で安全に大量に保存する、画期的な技術が現れないと、劇的な変化は難しいんでしょうかね?
    • Tsutomu's comment
    • 2007年07月31日 18:12
    • でくのさん;

      ポータブル機器関係についてわかる範囲で書きます。(昔BBSで書いてたのと重なります。知ってる人しかわからないですが)

      ポータブル機器向け燃料電池は、軽い/充電早い/電力密度高い/大きさ同等
      というのが最大メリットとして、燃料電池が脚光を・・・
      メタノールが持つ電力密度 Li-Ionの重量ベースで10倍、体積ベースで4倍。
      日経の雑誌でこの2つの数字は一人歩きしてましたね。
      でも、おいしい話には落とし穴。セルサイズが入っていないんです。
      Li-Ionはセル込み、というかセルは気にならない大きさ。燃料電池は瞬時出力に比例した体積が必要。しかも5時間連続運転の電池でもセルのほうが燃料タンクより大きい。

      そう、燃料タンクよりセルが小さくならない限りエネルギー密度ではLi-Ionに勝てないんです。ポータブル機器の充電周期から何十時間も連続で動く必要性が低い、結果燃料電池の出番がないのではと....
    • でくの's comment
    • 2007年08月01日 00:36
    • Tsutomuさん:

      そうですね、会議室ですけど、スパムの嵐で予告無しに閉鎖してしまいましたけど^^;
      BBSという形態が終わってしまった感じはしましたけど、予告無しはまずかったですね、、、。

      以前も燃料電池はモバイル用途に関しては、リチウムイオンに対して何のアドバンテージも持ち得ないのでは?
      と言う意見が多かったですね^^

      ダイレクトメタノールの場合、自然浸透タイプかあるいはポンプによって流し込む感じになるんでしょうか?
      純水素は実現できそうにない感じがします、、、、。
      以前の情報では、セルの大きさは、「はがき」ほどの大きさになると聞いた記憶があります。
      はがきって?結構でかいですよね?
    • Tsutomu's comment
    • 2007年08月03日 09:26
    • でくのさん;

      本題からはずれますが、BBSの件。予告なしで閉鎖は問題ないと思います。あのスパムの数は尋常ではなかったです。過去ログ見れない状態でしたし。
      そもそもブログへの移行の話が出始めたのは問題BBS立ち上げ前の旧BBS時代ではなかったでしょうか・・・

      話題を電池に戻します
      ダイレクトメタノールは発電効率からどうしてもセルが大きくなる、ポンプ使うとポンプ消費電力と発電能力の関係などで更に効率悪化があるなどあまりおいしくないようです。
      セル体積は面積大きくても多少厚さがあれば体積大です。
      DMFCの発表はかなり減りました。
      携帯型では代わりにAlメカノ反応による水素発生器搭載のものが増えてます。興味あるのですが、発電をどう止めるのかが課題と勝手に判断しています。(止めれないと絶対乗り物に持ち込ませないはず)

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