日産、燃料電池車「X-TRAIL FCV」2005年モデルが国交相認定を取得 - nikkeibp.jp - 注目のニュース
日産、燃料電池車「X-TRAIL FCV」2005年モデルが国交相認定を取得
2005年12月28日17時51分
 日産自動車は高圧水素式燃料電池車「X-TRAIL FCV」の2005年モデルが国土交通相認定を取得したことを発表した。これを受け、日産は同車両の限定リース販売を開始する。
 日産自動車は2003年12月、「X-TRAIL FCV」の2003年モデルで国交相認定を取得し、既に国内でリース販売を実施している。
2005年モデルは、2003年モデルで実施してきた国内外での公道走行実験で得たデータを活用するとともに、自社開発の燃料電池スタックなど新技術を搭載し、前モデルに比べ各種性能を向上させたという。
 燃料電池スタックのサイズは2003年モデル搭載のスタックに比べ約60%小型化する一方、発電能力は90kWと大幅に向上させた。その結果、2005年モデルは、最高速度が150km/hまで向上した。
また、高圧水素容器の容量を従来比15%小型化しながらも、燃料電池システムの効率を向上させることで、370km以上の航続距離を達成した。

日産も出してきましたか?
やはり、純水素なのですね。

もはや、EU勢のメタノール、USAのガソリン改質と言う言葉をニュースで目にすることはほとんど無くなりました。
やはり、車載で石油系、アルコール系燃料からの改質という手法には、無理があるのでしょうか?

ケミカルハイドライドに関しても、それほど進展しているという情報は見受けられません。
ダイハツの「ヒドラジン」に関しては、試みとしては面白いと思いますが、その後燃料の安全性に関する情報は得ていません。

あと、可能性があるとすれば、石油系燃料を直接送り込んで燃料電池内部で改質してしまう SOFCが実用化されれば可能性は出てくると思いますが、日本のセラミックメーカーが試作した物でも、動作温度は500度c以上(従来の物は700度c以上)で、これだけ高温動作する燃料電池を安全に車に搭載できるのか?という疑問が残ります。(実際にアメリカでは試作されていたようですが)

あと可能性があるとすれば、エタノールを燃料にしたDMFC(ダイレクトメタノール型燃料電池)でしょうか?
しかしながら、これも毒性が強いため、事故が起こった際にはかなり危険です。

残るは、DMEを使った燃料電池でしょうか?
DMEはメタノールに組成が酷似していて、DMFCの特性を測定してもメタノールに近い結果が出るのだと、言っている人がいました。
(裏付けることの出来る資料が今のところ見あたりません)
(ただ、そのように動作しても不思議ではないと、予測は出来ますが)

DMFCが実用化されればDMEの活用の可能性が広がると思われます。
DMEの有利な点は、純水素と異なりLPG 並みの施設で保管運用が出来る点ですね。
既存のLPG使用の車はタクシーやトラック等でもありますし、保管基地や、ガススタンドも既存の技術でカバーできます。
また、毒性の面でも、スプレー缶等に代替えフロンとして注入するために、各種毒性テストが行われていて、環境面や安全性でも優秀です。

天然ガスに比べても、液化するのが遙かに容易です。

DMFCからさらにDMEに特化した、直接型の燃料電池が実現すれば、これは現実味を帯びてくると思いますね。
既存のディーゼルエンジンを、そのままクリーンディーゼルとして使える点も魅力です。

ただ、実現のために不可欠なのは、サハリンからの天然ガスパイプライン網です。
これが整備されないことには、話は進まないでしょうね?